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写真展『~29.5』
鈴木慶
2025/12/5-2025/12/14 ※最終日~17:00
祖父の死をきっかけに「満 (み)てる/た」という言葉を思い出した。
その言葉は月の満ち欠けと、その周期である約29.5日という数字に意識を向けさせた。
そして自身が29歳と半年を迎えるという偶然も重なり、時間の流れの中で過去、現在、未来がひとつの線上にあるという感覚を初めて強く抱いた。本展は、その感覚を起点とした写真作品による試みである。
部分と全体、近景と遠景、抽象と具象といった相反する要素のあわいを行き来しながら「満ちていくもの」と「欠けていくこと」を見つめている。
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鈴木慶
1996年高知県生まれ、東京都在住。2019年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。
自然現象や人間の視覚、写真の物質性に関心を置き、写真を切り抜くという手法で作品
を制作している。
Instagram@ke1szk
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